今朝は、12月の消費者自信指数(Consumer Confidence Index )が発表されましたが、11月の44.7ポイントから、なんと38ポイントまで落ちてしまい、1967年からスタートした調査では最悪の指数を示しています。景気後退が始まった2007年の12月の指数は90.6ポイントであったことを考えると、大量の人員解雇や住宅価格の急激な下落など、米国の消費者は急激に自信を失っています。こんな不安な気持ちの中で新年を迎える米国消費者へ、どうやって自信を取り戻させるか?これがオバマ次期大統領の大きな課題です。
ハワイでは停電が起こり、オバマファミリーは一晩電力なしで過ごしています。その間、共和党では、「Barack the Magic Negro」事件も起きており、オバマファミリーは休まる暇もありません。共和党の次期RNC議長候補のChip Saltsmanは、RNC(Republican National Committee)のメンバーに、クリスマスギフトとしてユーモアと風刺を兼ねたと称するCD「Barack the Magic Negro」を送った事件で、多くの人たちの不興を買っています。
クリスマスという時期もさることながら、すでに次期大統領として選ばれたオバマを肴にして、こうしたCDでからかうという行為自体が馬鹿げており、いかに共和党が一般国民の意識を汲み取っていないか、という典型的な例です。これは、もともと保守派のラジオパーソナリティであるRush Limbaughが、2007年3月に、「白人のオバマサポートは人種的な罪悪感から来るものである」というLA Timesの記事をネタに、1963年のフォークソンググループPPMによる「Puff the Magic Dragon」の曲を使って皮肉った替え歌です。
ここでのポイントは、次期RNCの議長候補という倫理的にも、所属政党のリーダーたるべき人が、Limbaughのように政治的なアジテーションを常に行っている人間と同一レベルで、政治的皮肉と称して、次期大統領を人種的に揶揄した点にあります。米国民は、11月4日に人種的な壁を乗り越えて、オバマを大統領に選択しています。共和党の中に、今の時点で、まだこうした「人種差別」を助長するような時代遅れの感覚があるとしたら、これは大きな問題です。米国は、「人種的な差異を捉えて、ガタガタ言える」ほど、余裕のある経済・社会状態ではありません。こうしたニュースを聞いて、一般の人たちの印象は、「何を考えているのか?共和党は。」というのがほとんどだと思います。
あさって米国は新年を迎えますが、とにかく、Chip Saltsmanは、顔を洗って出直してくる、それしかないと、私は思います。この人は、完全にズレています。

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