過去一週間のObama(オバマ)大統領の働きぶりは、凄まじいものがあります。就任式明けの21日から連続して、さまざまな分野におけるオバマ政権の政策の方向性をどんどん発表しています。この一連の動きの中で注目すべき点は、ほとんどすべてのミーティング、プレスコンファンレンスに、大統領自ら出席して、良く悪くも自分の責任において発言している点です。今は、8250億ドル(82兆5000億円)の経済刺激策を、何とか早く議会を通過させるために、大統領自ら共和党の会合に出向き、共和党議員の意見を聴いて、理解を得ようとしています。
オバマ大統領の大きなStrength(強み)の1つとしてあげられるのは、「オバマ大統領は、どんな時でも『自分自身でいる』ことを快適だと感じており、それがまた他の人たちがオバマ大統領と一緒にいることが心地よく感じられる」という点です。共和党の議員たちも、大統領が真剣に意見を聞いて一緒に考えようとする真摯な姿勢に、感心したとコメントしています。オバマ大統領の大きな耳は、自分でジョークを言うほど有名ですが、この物理的に大きな耳は大統領の気質を現しており、「意見が異なる人たちの意見」を聴くことにも、十分活かされています。
「国民とエンゲージすることに失敗したブッシュ政権」の鉄を踏まないように、オバマ大統領は例えすぐに解決できない問題(例えばグアンタナモ収容所閉鎖問題)でも、自身の方向性をどんどん表明しています。これはマーケッターの視点から見て、非常に重要なことで、例えデモンストレーションに過ぎないとわかっていても、国民は大統領が自分の「Care(気にかけている)」ことに、ダイアローグを開いて会話しようとしていると感じて安心します。天性のコミュニケーターであるオバマ大統領は、こうしたキメの細かいカスタマーサービスを、国民にもライバルの共和党にも丁寧に行なっており、したたかな政治家としてのプラグマティック(実際的な)な技を感じます。
そんなオバマ大統領にとって、人々とコネクトするために、Blackberry(ブラックベリー:スマートフォン)は、非常に大切なコミュニケーションツールです。
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