おとといは、オバマ大統領のアリゾナ州立大学の卒業式のスピーチが大いに話題になりました。話題になったのは、大統領の招聘したアリゾナ州立大学(ASU)が、伝統的に授与する「名誉学位」を大統領に、「his body of work is yet to come(大統領の働きはまだそれに値しない)」という理由でを授与しないという決定に対してです。これはかなり多くの批判を生み、一部の共和党も、大統領に名誉学位を授与する気がないないなら、招請すべきではないという批判も出る始末です。そんな周囲の論議もどこ吹く風で、大統領はスピーチで冒頭からジョークを交えながらも、自分はまだ学位に受けるにいたっていないと、笑いながら語っています。大学側は、名誉学位ではなく、低所得者層の学生向けの奨学金プログラムに、「President Barack Obama Scholars program」という名称を設定して、大統領に応えていますいます。私は、政治評論家たちの「大統領の品位を傷つけるものだ、オバマは断るべきだ」なんて、古臭い言い回しを一切気にしないオバマ大統領の気楽さが、気に入っています。
それ以上にモット気に入った話は、ファーストレディの明日のカリフォルニア州立大学の中で最も新しい大学「UC Merced」の卒業式のスピーチです。ファーストレディは、Yosemite(ヨセミテ国立公園)に行く際のゲートウエイで、必ずガソリンを入れるために、クルマが立ち止まる田舎町Mercedの小さな大学の卒業式のスピーチのために、明日出かけます。これは、私の目から見ても、はっきり言ってエポックメーキングだと思います。人口8万608人の田舎町の大学の卒業生のためにファーストレディがスピーチする。Michelleは、Princeton Universityと Harvard Law Schoolの卒業で博士号を持つ才媛です。彼女が最初に選ぶ卒業生向けのスピーチは、ボストン、シカゴあたりのエリートの有名校がしかるべきですが、見事にそうした予想を覆して、彼女が選んだのはUC Mercedです。現在街は、明日の2万5000人のビジターと1万2000人の大学キャンパスの来場者という、降ってわいたような世界的なイベントの準備で、全員がお祭り騒ぎのようです。それでは、どうやってこうしたマジックが起きたのか?
すべては「Dear Michelle」というFacebookのページから始まりました。900人の学生、教師、事務職員はバレンタインディの日に「Dear Michelle」という手紙のテンプレートを作成して、Facebookのページにリンクを貼って、さらにヴィデオ「We Believe」をつくり、ミシェルに直接呼びかけました。
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