昨日は、私の誕生日でした。ソーシャルメディアを使って、何人かの旧友から「おめでとう」の言葉が届き、普段滅多に思い出さない懐かしい記憶が蘇り、思わず感傷にふけりました。誕生日は「Just number(単なる数字に過ぎない)」という言葉もありますが、年に一度自分の人生を振りかえる重要な日なのかもしれません。
米国は今日がThanksgiving(感謝祭)です。七面鳥の受難の日ですが、昨日はオバマ大統領が正式にホワイトハウスに届けられた45パウンドのCourageという名前の七面鳥のPardon(免罪)を行い、Courageはこの受難の日に他の七面鳥とは違って、ディズニーランドに送られる、ラッキーな鳥です。
おとといは、オバマ政権初のSate Dinnerがホワイトハウスで行われ、米国の軍事外交上非常に重要な意味を持つインド首相夫妻が招待されました。フォーストレディは、この晩餐会の前に、State Dinnerの重要性と歴史的な意味を、White House Leadership and Mentoring Programの若い女性たちを招いて、説明しています。
インド首相夫妻に敬意を表す、料理やデコレーション、音楽も大いに注目されましたが、最も話題となったのが、ファーストレディが着た、インド系アメリカ人のデザイナーNaeem Khanによるガウンです。招待客はサリー姿が目立ちましたが、ファーストレディのゴールドのガウンは、鍛え抜かれた彼女の有名な二の腕と背中とのコントラストで、エレガントで非常によく似合っていました。
時々、ちょっと首を傾げるようなファッションもありますが、常にオケージョンを考えて、自分の個性を表現しようとするファーストレディMichelleのチャンレンジ精神は、既成概念にとらわれない前向きな姿勢として、私は評価します。彼女は良く同じ服を着ていると非難されていますが、厳しい経済状況下でいつも新しい服を着ていたら、私は逆に彼女の常識を疑います(晩餐会の前に来ていた白いカーディガンは以前も着たことがあるJ Crewのものです)。
さてさて、肝心の米国の一般市民の感謝祭とホリディショッピングはどうか?米国経済は、その70%を個人消費に依存しています。さらにその個人消費は、あすの「Black Friday(小売業を黒字にする金曜日とう意味)」から始まるホリディショッピングによって左右されるので、米国企業の明日以降への期待は非常に大きいものがあります。昨年はNational Retail Federationが1992年にトラッキングを始めて以来、初めて前年比3.4%減という落ち込みを記録して、惨めなホリディ商戦となりました。今年は「セールスが対前年を割らないで、フラットならば良しとする」という見方があり、昨年並みの4420億ドル(44兆2000億円)になると予測されています。
また、逆の見方では、長い「景気後退」という厳しい環境下で消費者マインドも我慢をするコトに疲れてきて、今年は消費に走るという楽観的な見方もあります。ただし、問題は失業率に歯止めがかかるかどうかということがポイントで、全米レベルで二桁の失業率の米国では、多くの人たちは長い間仕事が見つからず、仕事がある人たちもいつレイオフされるかという不安の元で生活しており、理的に消費するマインドになれないということも言えます。
ただし、今日は人々が家族揃って食卓につけるコトを感謝する日です。いろんな暗い話題は横において、家族と楽しく過ごす、あるいは恵まれない人たちへのチャリティやボランティアワークするという話題も目に付きます。サンフランシスコクロニクルにでていた今朝の記事では、なんとHells Angelsのメンバーが、ホームレスをサポートする団体St. Anthony Foundationのダイニングルームで、七面鳥のディッシュの準備をしているボランティア活動が掲載されていました。私も10年前に、この団体の様々な社会貢献のプログラムを取材したことがありますが、あのダイニングルームにヘルスエンジェルスの革ジャンを着たメンバーが一生懸命七面鳥を切り分けている姿は、やはり感謝祭ならでは光景です。
それでは、私も七面鳥を食べに出かけます。Happy Thanksgiving!

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